週明けの月曜日、気持ちを切り替えて仕事に向かった。オフィスでは週の始まりの慌ただしさが漂っていて、みんな忙しそうに動き回っていた。僕もプレゼン資料を修正したり、プロジェクトの打ち合わせをしたりと、気づけば時計は午後5時を回っていた。
仕事の後の楽しみ
今日の小さな楽しみは、帰り道に立ち寄るセブンイレブンだ。最近発売された「ブリーチ」の一番くじが気になっていて、仕事帰りに引いてみようと決めていた。子供の頃、くじを引くときのあのワクワクした感覚が今でも忘れられない。セブンイレブンに到着し、棚の上に並ぶ景品を眺めて気持ちが少し高まる。
小さなハプニング発生
いざくじを引こうと、レジで「一番くじを3回お願いします」と頼むと、後ろから「あれ、拓也じゃん!」と声がかかった。振り返ると、同期の藤原啓介が腕を組んで立っていた。「こんなところで何してんの?」と不思議そうな顔をしている。彼がここにいるとは思わず、少し照れ臭く笑ってしまった。「いや、一番くじをね…ちょっとした趣味で」と言うと、藤原は声を上げて笑った。「マジか!俺もそれ引きに来たんだよ。まさか一緒になるとはな」と彼も一緒にレジに並び始めた。
くじを引いた結果、僕はC賞のキャラクターフィギュアが当たり、藤原はH賞のステッカーだった。彼が「負けたわー」とおどけて見せるその様子が妙に可笑しくて、二人で笑い合った。
帰り道
帰り道、藤原と少し話しながら駅まで一緒に歩くことになった。仕事場では意見がぶつかり合うことも多いけれど、こうしてプライベートで笑い合うと、また違った一面が見える。「また一番くじでリベンジしような」と彼が言い、駅のホームで手を振って別れた。
ふと思ったこと
何気ない日常でも、小さな出来事が心を和ませてくれる。今日のハプニングは、ただの一番くじがきっかけで起こったけれど、笑いと軽い会話で一日を終えられたことが少し嬉しかった。
家に帰り、C賞のフィギュアを机の上に飾ると、仕事の疲れがなんとなく軽くなった気がした。