火曜日。まだ週の始まりに差し掛かっているけれど、体は少しずつ仕事モードに順応してきた。オフィスに着くと、気持ちを引き締めて今日も新たなタスクに取り組む。同期の藤原が、珍しく真剣な顔で資料を読んでいるのが印象的だった。いつもは軽口を叩く彼が集中している姿を見ると、ついこちらも競争心が湧いてくる。
ジムでの汗とリフレッシュ
仕事を終えると、ジムへ直行。重い一日を締めくくるためには体を動かすに限る。ベンチプレスで重量を上げながら、隣でトレーニングしている常連の田中さんと軽く会話を交わした。彼はいつも「次はマラソン大会だ!」と冗談を言いながら走り込んでいる。今日もその勢いでトレッドミルを駆けていた。こちらも負けじと最後のセットに力を込め、筋肉の張りを感じながらシャワーを浴びてリフレッシュ。
夜ご飯はスパイシーカレー
家に帰ってからは、ずっと試してみたかった新しいスパイシーカレーのレシピに挑戦することにした。数種類のスパイスを棚から取り出し、玉ねぎをじっくり炒めるところから始める。ピリッとしたガラムマサラの香りがキッチンに広がると、自然とテンションも上がってくる。鶏肉にじっくり火を通しながら、隠し味にヨーグルトを少し加えてコクをプラス。
出来上がったカレーは、予想以上に美味しく仕上がった。スパイスの効きが程よく、汗をかいた後の体に刺激的だった。ふと、昔旅したインドの街並みや市場のざわめきが頭をよぎる。この味と香りは、どこかあの時の旅の記憶を引き出してくれるようだ。
今日の小さな満足
忙しい日常の中でも、こうして自分のために何かを作り上げる瞬間は心を豊かにしてくれる。筋肉の心地良い疲労感と、このスパイシーカレーの余韻が、一日の終わりをちょっとしたご褒美に変えてくれた。
夜空を見上げると、静かに輝く星がいくつか見えていた。カレーの辛さが心に残りながら、心地よい疲れの中で深い眠りにつく準備ができた。